青い蝶


「・・・心配かけたね」


この子には世話になりっぱなしだな…
まだらは少し笑って。イオリの頭を撫でた

「いいえ。気にしないで下さい!
 それよりそこにいるお姉さんがたすけてくれたんですよ!」



イオリが嬉しそうに尻尾を振りながら説明した



「そうか」

やっぱりこの子が・・・
美里を見てしばらく彼は考え込んだ



「彼女にはここを出てってもらったほうがいいかもな・・」



そう言った刹那



―――なんで・・・? 助けてもらったのに・・・


っとイオリがそう言いたそうな顔をした
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