青い蝶


「やはり お前か・・・」


まだらが言った


「ん? お前・・・まだらか。でも、俺を呼んだのわ・・・」
「彼女ですよ」


まだらが青年の言おうとした言葉を繋いだ。
青年は見定めるように私を見て、少し息が詰まった。

そして、彼の目もまた。綺麗な灰色をしていた
裸眼なんだよね…本当に綺麗…



話は戻して。彼は私を軽く見定めた後・・・
「連いて来い」
と言い、森の先へ走っていった。


その後を、まだらと顔を合わせて、続いて青年を追った

ついていけば……―――もし。夢が現実なら…
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