MOON ~in the far distant future~
夜空の月は二人を照らす。
いつだって月は世界を照らし続けている。
何千年…何万年…
もっともっとずっと前から。
幸せも悲しみも…
見守ってきた。
月だけが全てを知っている。



「ほら!こっち向いて!笑」


「ヤダぁ~♡だって絶対ホッペ
グニャってするもん~泣」


「しないから!こっち向いてみ」


ゆっくり星弥の方を向く。
葉月の頬を星弥の手が優しく包み
近づく二人は目を閉じた。
そっと…でも強く触れた唇。
< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop