最強ヤンキーとおてんば美少女
メイクがすごい…



あれは怖そう…



なんて思っていると視線を感じた



な、なんだろう…私たちのクラスめっちゃ見られてるような気がする…



メイド服が短いからだ…



それとたぶん…蓮たちが目立ってるせいで



女子が頬を赤くしながらこっち見てるし



あれ…?でも、なんで男子もこっち見てるんだろ



そんなにこのメイド服いいのかな



なんて思っていると



「おい…C組めっちゃ良くないか…?」



「メイド服だろ?やばいよな。丈短いし俺、絶対行くわ〜」



「あ、ずるいぞ。俺も行く」



「そこでナンパしようぜ」



「いいな、それ。念願の彼女ゲットだぜ〜!」



隣のクラスの男子がそう言ってるのが聞こえた



バカだな、こいつら



自分のクラスのためにがんばるぞー!とかないの?



全くもう…



「みなさ〜ん、おはようございま〜す」



呆れていると聞き覚えのある声がした



「「おはようございまーす」」



「様々な衣装が前から見えますね〜今日は学園祭!どのクラスもがんばってくださ〜い。じゃあ、解散〜」



その声と共にぞろぞろと体育館から出て行く各クラス



桜さん相変わらずだな…



「姫歌〜行こ〜」



「うん」

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