最強ヤンキーとおてんば美少女

「付き合ってから知ろうよ」



いや、知ろうよって…



「私、彼氏いるから」



「平野蓮？」



「そうだけど…」



てか、知ってるなら告白してこないでよ…



「あんな男別れなよ」



「は？」



「お姉さんが学園長だからあそこに入れてるんだし、あんな喧嘩ばっかしてる男なんて一緒にいてもつらいだけだよ。僕と付き合ってたほうが絶対いいって」



「なんであんたにそんなこと決められないといけないのよ！！私が好きなのは蓮なの！！蓮以外と私は付き合ったりしないしあんた蓮のこと全然わかってない」



「わかってないってなにが？」



「蓮は確かに喧嘩ばっかしてるだけど、人一倍優しいし、私のこと1番に考えてくれるの。私はそんな蓮が好きなの」



「僕だって中島さんのこと1番に考えてるよ？」



「1番に考えてるなら諦めてくれない？私は蓮しか見えないから。そういうことだから」



そう言って私は屋上を出た












ピーンポーン



『はい』



「中島姫歌です」



ガチャーー



「姫歌様、どうぞ」



「ありがとうございます」



「蓮様は上にいらっしゃいます」



執事の柴田さんにそう言われ、上に行き蓮の部屋の前まで行く



コンコンーー



ガチャーー



「蓮、入るよ？」