最強ヤンキーとおてんば美少女
「昔の話だろ。今は別にそんなことしたくない」



と言って私を見る、蓮



「ふ〜ん…原因はその女か」



「この子には手出すな」



いつもニコニコと笑っている奏くんとは思えないほどの低い声



「おいおい、温厚な奏までそんなキレてらしくないな〜?そんなにその女大事なんだ?」



「蓮」



「わかってる。姫歌、そこから動くんじゃねーぞ」



「う、うん…」



私がそう返事をした瞬間、蓮と奏くんは目の前のヤンキー達を殴り始めた



次々と倒れていく男たち



ちょ…っと…強すぎ…



2人一体何者なの…?



1分も経たないうちに30人を倒しちゃったよ…



残るは矢島という男のみ



「矢島、あとはお前だけだけどどうする?」



と余裕の笑みを浮かべながら言う蓮



「くそっ…!いつか絶対復讐してやるからな!覚えてろ!!」



そう言って、矢島は去って行った



「久しぶりに動いたから疲れた」



ケンカを終えた瞬間、そう言いだした蓮



私は2人の強さにびっくりして固まったまま



「蓮、姫歌ちゃん固まってる」



「姫歌?」



「え…?」



「大丈夫か?誰かになにかされたか?」



「ふ…」



「「ふ?」」



「2人って…一体何者〜〜?!?!」

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