最強ヤンキーとおてんば美少女
「それに?」



「姫歌となら…そういうのやってもいいっていうか…」



「……今日の蓮なんか変だよ」



「おい、それどういう意味だ」



「だって、いつもはそんなこといわないじゃん!!」



「今日だけだ」



「そんなに特別な日なの?今日」



「はあ…お前ってほんと…」



「なに?」



「なんでもない。買ってくるぞ」



一体なによ?



なにかあったっけ?今日



記念日はまだだし…



うーん…



「ダメだ、思い出せない…」



「なにやってんだよ、行くぞ」



「買うのはや!」



「飯、食うぞ」



無視ですか…



「どこに行くの〜?」



「まだ秘密」



「秘密って…」



「すぐわかるから待ってろ」



どこに行くのかわからないまま、私は蓮に連れて行かれた

















「な…なにこれ…」



「見ればわかるだろ?ホテルだ」



「そんなことはわかってるわよ!なにこのデカさ!!」



「ホテルってこんなものじゃないのか?」



「なわけないでしょ!!!」



金持ちって考えてることほんとにわからない…



「中に入るぞ」



「う、うん…」



「そんなに緊張しなくてもいいだろ」



「き、緊張するに決まってるでしょ?!こんな高級なホテル!!」

< 207 / 280 >

この作品をシェア

pagetop