最強ヤンキーとおてんば美少女

体育祭

ストーカーの件も無事解決し、今日は体育祭!!



「緊張するよ〜」



「姫歌は足が速いから大丈夫でしょ」



球技大会と同様、もっちゃんに足が速いからという理由で無理矢理、リレーにされた



「なんで私ばっかなのよ〜!!」



「どんまい、姫歌」



「奈穂のバカ〜〜!!」



「なんで私のせいにするのよ?」



「奈穂だって足速いじゃん…」



「そんなことないわよ?」



「嘘だ…」



「とにかく、がんばりましょう」



「うん…」



『キャーーーーーー!!!!』



沈んでいると、突然女子の悲鳴が聞こえた



なに…



「うるさいな〜…」



「悲鳴の原因はあの人たちみたいね」



奈穂が指をさしたほうを見てみると



「はあ…相変わらず、目立つね…」



そこには、蓮たちがいた



全校の女子に騒がれるって…



「せっかくの体育祭なんだからそんなことに悲鳴あげないでクラスに貢献しなよ…」



「姫歌…」



「そんなことってなんだ?」



「げっ…」



「なんだよ、その反応」



「別に…ただ、こっちは無理矢理リレーにされて沈んでいるというのにあんたは朝から女子に囲まれていいですね〜って思って」



「なに拗ねてんだよ?」

< 212 / 280 >

この作品をシェア

pagetop