最強ヤンキーとおてんば美少女
「蓮!!もう少し優しく止めるということはできないのか!!」



「お前がいきなり姫歌に抱きつこうとするからだろ」



「親に向かってお前とはなんという口の利き方なんだ!!」



「めんどくせぇ…」



「あ、あの…」



「姫歌ちゃん、ごめんね〜〜お帰り」



「あ…ただいまです…お父様」



「お父様じゃなくてお父さんって呼んでくれよ〜!!」



私に抱きつこうとしたのは蓮のお父さんだった



相変わらずだなぁ…



「もう姫歌ちゃんに会いたくて仕事早く終わらせてきちゃったよ〜!!」



「は、はあ…」



「相変わらず、可愛いね〜」



「おい、口説くな」



「全く、誰に似て独占欲強くなったの!」



「…………………」



テンションが高いお父さんに呆れた目で見る蓮



「そうだ!姫歌ちゃんに話があるんだよ」



「私にですか?」



「そうそう。ちょっといいかい?」



「はい」



「蓮、お前も来なさい」



「ああ」



お父さんの部屋に入り、椅子に座る



「話っていうのはね、姫歌ちゃん」



「はい…」



「将来、やりたい事は決まっているのかい?」



「いや…まだなにも決まってなくて…」

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