最強ヤンキーとおてんば美少女
「ほんとにいいのか?」



「なにが〜?」



「秘書なんて…」



「うん。ずっと蓮には助けてもらったり、支えてもらった。すごい感謝してるの。さっきも言ったけど、今度は私が蓮を支えたい」



「大変な思いとかするかもしれないんだぞ?」



「蓮がいれば乗り越えられるよ」



「姫歌…」



「ねえ、初めて出会った時のこと覚えてる?」



「お前が好きにならない宣言した時?」



「それは再会した時〜!蓮が溺れて私が助けた時のこと!!」



「覚えてるよ」



「あの時からもう私たち結ばれる運命だったのかもね」



「そうかもな。お前が俺を助けてくれた時、強くなろうって思った。強くなっていつかお前を守ろうって思ったんだよ」



「蓮…」



「まさか、喧嘩までするとは思ってなかったけどな」



「再会した時はヤンキーで驚いたよ」



「あれから、1年か」



「勝負は蓮の勝ちだね」



「勝負?」



「1年以内で私のこと好きにさせるって言ってたじゃない」



「あ〜そういえばそんなこと言ったな」



「色々あったなぁ…」



菜々ちゃんのことや橋本さんのこと…



「なあ、姫歌」



「ん〜?」



「今はまだ高校生だけど…俺が父さんのホテルをもっと立派にして社長らしくなったらその…」

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