最悪な初恋



『帰りましたぁ!』

扉を開けて店に入る。

「おかえり。暑い中疲れたじゃろ?」

『大丈夫です!あっ、コーヒー豆の注文もらいました♪』

「本当かい?看板娘効果かな?」

『何言ってるんですか!マスターのコーヒー大好評でしたよ?』


なんて話しをしながら仕事に戻った。


閉店後、リュウと店を出た。


『お疲れ!私自転車だから。』

「おう。」

カシャッ

『…?』

「どうかした?」

『ううん。たぶん気のせい。』

「そっか。気をつけて帰れよ!」

『うん!じゃあまたね♪』


この時は気のせいくらいにしか思ってなかった。




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