EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
「く…黒ヒョウ…!?」
ソファーの裏に寝そべっていたのは大人の黒ヒョウだった。
ビビって一歩下がった小鳥だったが、黒ヒョウと目が合ってしまった。
途端に獣が動き出す。
「きゃああっ!!!!」
小鳥目掛けて巨体が飛び掛かる。
反射的に目をつぶった時――。
「躾のなってない飼い猫がっ!!」
バチンッと音がしたかと思うと、黒ヒョウが哀れな鳴き声を上げながら壁に激突した。
小鳥が恐る恐る静理を見ると、彼は右手にムチを握っていた。
「怪我はないかい?」
ムチを片手に穏やかな微笑み。
「は、はい。ありがとうございます」
「あれは危険だよ。餌に人間の死体を与えてるからね。君は食べ物だと思われてる」
小鳥の背筋がゾクリとした時だった。
「おーい、ガブいるか~?」