EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
静理は仕事中のフェオドールに近寄ると話し出した。
「フェオ、丁度良かった。小鳥ちゃん専用の台所を作りたいんだけど、頼んどいてくれないかな?」
「…………」
「フェオ?聞いてるかい?」
「………眠い」
「頼むから寝ないで。仕事してくれ」
「なぜ俺が…?この書類のクライアントは全員、白魔担当だったはず…」
「白魔にやらせるより君に任せた方が安心なんだよ」
「………逃亡したい」
「馬鹿なこと言ってないで、ほら。電話持って、業者に連絡して人間用のキッチンを手配して」
机上にあった受話器を静理に握らされ、フェオドールは軽い溜息をついてから電話をかけ始めた。