イケメン弁護士の求愛宣言!
真斗の想い
シングルベッドでふたり並ぶのは狭いから、お互いの体を重ね合ったあとは、抱きしめ合っていた。

ベランダ側の窓を開けていると、心地よい風が吹いてきて、火照った体を冷やしてくれている。

「由依子、さっき言ってくれたオレの力になりたいって言葉。本当はどういう意味だったんだ?」

真斗さんの温もりに浸っていた私は、そう聞かれてあれこれ想像を始めた。

「うーん……。たとえば、真斗さんが着てるスーツをクリーニングに出してあげたいとか。掃除をしたいとか、ご飯を作りたいとか……。仕事以外でもたくさん」

会社の外でも、それくらい真斗さんと一緒にいたいと思ってしまう。

たいしたことは言えてないかもしれないけど、気持ちが伝わったらいい……。

すると、真斗さんが私の髪を優しく撫でながら言った。

「まるで奥さんみたいだな」

「えっ⁉︎ お、奥さん⁉︎」

そう言われてビックリした私は、思わず起き上がる。

そんなつもりじゃなかったけど、言われてみれば納得だ。
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