恋が都合よく落ちてるわけない
「まじかよ、ああ、なんだーこれ!」
後ろで人の気配がした。
失礼なことに、
笑いをこらえたような声が聞こえる。
「ぶっーっ!!」
ギャハアハアーっていう笑い声。
ちょっと笑いすぎ。
フロアには、
誰もいないと思ってたのに、
すぐ、後ろに、
ホントに人がいて驚いた。
「朝から、
ずっと、このニュースだっただろ?」
パーティーションで区切られた、
普段、私の席からは、
死角にいる男が言った。