wolfeye
ピアスを見ると四角の枠の中に百合の紋章がありその中央にルビーの石が埋めてあった。

「このピアスはな黒島の証みたいなもんだ俺も右につけてるそして百合は左耳に」

このピアスは2つあるが自分の大切な女が出来たら1つ渡せそれが俺のものだっていう証だ」

早くそんな女が出来るといいなと言われ俺はピアスを握りしめ

男のほうに顔を向けると男は俺の顔をじいっと見て

「お前いい目をしてる綺麗な目だ」と頭をガシガシ撫でる

着物の女性もいつも間にか俺の横に来てこういった。

「今日から蓮は私の息子よろしくね」というと抱きしめられた。

初めての事で戸惑ってると「お前は俺たちに甘えればいいそしてわがままを言え」

それがうちのルールだといい外にいた黒服の男を呼んだ。

「おい、蓮の部屋に案内しろ」と俺は、部屋に行く前にお願いをした。

「あの、明日1日ピエタ孤児院に行かせてください」とお願いすると

二人は顔を見合わせ、廊下で待ってた黒服の男を片瀬と呼び明日ピエタ孤児院に蓮を連れて行けと頼んでくれた。

俺は頭を下げると片瀬さんに部屋まで連れて行ってもらった。

片瀬さんは、今日から自分が俺の世話係だと言うことやこれからこの組の事を覚えてもらうことや

学校の事などを少し話してくれた。

少し時間があるので耳にピアスを付けてもらうことに

俺は「右だけつけてください」とお願いすると少し不思議そうな顔をしたが

「わかりました」とつけてくれた。

少し部屋でゆっくりしていると「食事の時間」と言われ片瀬さんに案内される。



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