きっと君を探すから〜kiyoto〜




「栄二‼

田舎の祖母ちゃんが倒れて危篤状態なんだ‼

すぐに帰るぞ‼」



「えっ…?」





頭の中が


真っ白になった。


祖母ちゃんが…?

だってついこの間、一緒に天井裏の掃除をしたりして

元気だったのに…?






それに…


大地を知るあの家にももう一度行かなくてはならないのに…。


「早くアパートに戻ってきてくれ‼」

「わ、分かったよ‼」



たくさんの事を中途半端にしたまま


俺は急ぎ、自分の街へと帰らなくてはならなくなった。






< 100 / 202 >

この作品をシェア

pagetop