俺たちの妹・2
司は寝室のベットへそっと降ろしてくれた。

「司、ありがと」

「ふふ、どういたしまして」

「でも、どうして?」

司がわざわざ来てくれるなんて思ってなかったからビックリした。

「ん?だっていつも誘ったら来てくれるのに、今回は断ったでしょ?何か原因があるんじゃないかと思ってさ」

司の優しい気持ちが嬉しかった。


「つかさ……」

「ん?」

「ありがと」

「ふふ、気にする事ないよ。それよりいつから?」

突然お医者さんの目つきになった。


「今日……」

「酷いのはいつ頃?」

司は私の今の状況を理解していたみたいだった。

「始まってから3日間」

「3日もか……辛いね。何かして欲しい事ある?」

「湯たんぽ欲しい……」

湯たんぽ?

ダメだ……もう喋るのも辛い……


ギュッと体を丸める。


「……………ちょっと待っててね」


そう言って、司は寝室から出て行った。

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