俺たちの妹・2
pipipipipi
「もしもし」
「あ、悠斗?葵だけど」
「うん、どうした?」
「みぃさ、午後から講義出ないから」
「え?」
「みぃ、今病院にいるから」
「そうなんだ。分かった。みぃちゃん大丈夫?」
「ここんとこ無理してたから、今日は連れて行ったんだ。
そしたら寝ちゃって……」
「疲れてるのもあるだろうな。俺らでも環境変わって、慣れるまでしんどいもん」
「だから、授業のノートよろしくな」
「オッケー。って、みぃちゃんの方が理解力あると思うけどね」
「まぁ、そうだろうけど」
「おいっっ‼︎ そこは嘘でもそんなことないって言うところじゃないの?」
「悠斗に?」
「ま、葵からそんなお世辞聞きたくないな……」
「だろ?じゃぁ、よろしく」


そう言って、俺は学校に向かった。


講義を終えて病院へ行っても、眠ったみぃしか見れなかった。
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