俺たちの妹・2
私の言葉を聞いた途端、みぃちゃんの表情が一気に明るくなった。


「わぁ‼︎‼︎彩さん、おめでとうございます」

「ふふ、ありがとう。これだけ喜んでもらえて私も嬉しいわ」

「かな兄は知ってますか?」

「もちろん」

「じゃぁ、私の看病するの、反対しませんでした?かな兄は心配性だから……」


「反対はされなかったけど、いくつか約束はさせられたかな……」

「ふふ、かな兄らしい。でも、もう私は大丈夫だから、彩さんは家でゆっくりしてください」


みぃちゃんは急に真剣な顔で言葉を放った。


「私なら大丈夫よ?」

「ダメです。かな兄とが彩さんとの大事な宝物の命なんだから、大事に育てて下さい。私なんかで時間を使っちゃダメですよ」

「みぃちゃん………私なんかって言うのはやめて。私にとっても、彼方にとってもみぃちゃんは大事な家族なんだもの。
もちろん、お腹の子も大事な家族よ。でも優先順位なんてないの。もし日向くんや、みぃちゃんがまた体調を崩したら、私はまた看病しに来るわよ」

「…………分かりました。でも、今回はもう大丈夫だから、帰って下さいね」

「分かったわ。私にできることはもう無さそうだしね」


「良かった……………彩さん、この事はまだ皆んなには知らせないんですか?」

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