俺たちの妹・2

日向side…

美晴が楽しみにしていたお友達とのお出かけ。



俺や兄貴はいつも友達と好きな時に好きな事をやりたい放題だった。

でも美晴は、体の事もあって友達と遊ぶ事も少なくて、大勢で騒ぐなんて事は皆無。

葵と桜が居てくれたから、友達には困らなかっただろうけど、遠出をするなんて
今まで考えられなかった。



そんな美晴が大学生になって、初めて行きたいと言ったお出かけ。

小さい頃から行ってる場所だし、司さんもいるし、病院も近いし……

反対する要素は見当たらなかった。

美晴の体調が万全なら問題はない。




そう思って送り出したんだけど………


元気な美晴の居ない家がこんなにも寂しいものだなんで、思わなかった。


入院してる時は、美晴の体調が何よりで、家でゆっくりする時間があるなら、側に居てやりたいって思う事が多く、俺も病院に泊まる事が多いし………

今更だけど、俺の生活は美晴中心で回っていたんだな………


そんな事を思いながら、過ごした1日。

夜に帰ってきた美晴は葵の車で眠っていた。

「ひな兄、みぃ向こうにいる時に発作じゃないんだけど、咳きこんじゃって……
吸入してる」

「分かった。様子見とく」


美晴、はしゃいだのかな……

シートからそっと抱き上げる。

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