俺たちの妹・2
「でも、負担になるなら止めてね?」

みぃはやっぱり自分の気持ちより、人の事を優先させるんだな………


「分かった。無理はしない」

俺の言葉を聞いてホッとしたみぃ。

「じゃぁ、話しも纏まった事だし、そろそろ、お暇しようか」

「そうだね。春子ママ、優作パパ、みなくん、葵、お邪魔しました」


「俺まで一緒に夕食に誘ってもらってありがとうございました。またよろしくお願いします」

みぃとひな兄は礼儀正しく挨拶をした。

「いつでも来てくれていいからね」

「またみぃちゃんと日向くん、お夕飯にお誘いするわね」

「日向、また今度ゆっくり飲みに行こうぜ」

「みぃ、明日会いに行くよ。ひな兄、ありがとう」

父さん、母さん、兄貴、俺の順で2人に言葉をかけて、解散となった。



みぃの心の中の本音が聞けた一日だった。










みぃとひな兄が帰った後……

「葵、私もみぃちゃんも葵の事応援してる事は忘れないで。ただ、放ったらかしにされると寂しくなるものなのよ」

母さんに、真剣にそう言われて、改めて俺の行動が、軽率だった事に気づかされた。

「母さんは、ちゃんと言えるけど、みぃちゃんは自分の気持ち、我慢しちゃうからな。葵、お前が気付いてやるんだぞ」

父さんにも念押しされて、みぃは、父さんにも母さんにも好かれている存在なのがよくわかった。


「あぁ、気をつけるよ。今日気付かせてくれてありがとう」

「私たちは葵の親だからね。大切な事は伝えないとね」

俺のダメなところを気づかせてくれる、ありがたい存在だ。
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