隣の部屋の春樹くん
そうだ。小さい頃からずっとだ。
父と母は元気な弟ばかり可愛がり、弟は僕に暴力を振るうようになっていた。
僕が、どんなに苦しくて、助けを求めたって、誰も助けてなんてくれなかった。
もう、慣れただろ?
これは運命なんだ。
僕は死ぬまで、1人なんだ。
僕が死んでも泣いてくれる人なんていないんだろうな……
< 10 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop