君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
綾羽をベッドに優しく押し倒した。

綾羽は体に力を入れて、固まってしまっている。

初めてだし、お互い緊張するにきまってるよなぁ・・・・・・。


「りゅ・・・・・・やぁ・・・・・・。」

「・・・・・・。」


俺は、綾羽の首に軽く口づけをした。


「んっ・・・・・・!流也ぁ・・・・・・。」

「・・・・・・。」


やばいな、俺・・・・・・。

綾羽の甘い声が、俺を興奮させる・・・・・・。

綾羽が、俺の一つ一つの仕草に反応してくれるのが、すげぇ嬉しい・・・・・・。

俺は、綾羽の額にそっと触れて、軽く口づけをした・・・・・・。

汗でしょっぱい味がした・・・・・・。

そんな俺を、綾羽は力強く抱きしめてくる。


「綾羽、愛してる。これから先もずっと・・・・・・。」

「・・・・・・わ、私も・・・・・・愛してる・・・・・・。」


潤んだ目で、俺を見る綾羽。

何度キスしても足りない・・・・・・。

何度「愛してる」って言っても足りない・・・・・・。


このまま時が止まってしまえばいいのに・・・・・・。

ずっと、そんなことばかり思っていた・・・・・・。
< 104 / 172 >

この作品をシェア

pagetop