君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
ダッ!!!!!



「あ・・・・・・綾羽!!!綾羽~!!!」




背後から、流也の声が聞こえる。

流也の声なんか無視して、私はその場から逃げるように走り出した。





「ハア・・・・・・ハア・・・・・・。」




まさか・・・・・・流也に妹がいたなんて・・・・・・。

その妹が・・・・・・ちいちゃん・・・・・・。

どうして・・・・・・こんな風に出会ってしまうの・・・・・・?

出会いたく・・・・・・なかったのに・・・・・・っ!!!





「うっ、うう・・・・・・ああっ・・・・・・。」



私の目からは、涙があふれ出した。
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