強引な彼との社内恋愛事情

「もう放っておいてよ!」


「無理です」


「彼女がいるのに、私にこういうことをする神経が分かんない!」


「彼女?」


「彼女いるでしょ?この前、下で話してた子。ご飯作りに家に来てたじゃない?」


「なんでそれ知ってるんですか?」


「傘返しに、広重の家に行ったらいたから」


「彼女なんかいないですよ?」


「嘘だ。だって、一幸って呼んでたし。スーパーの袋持ってたし」


「そりゃ、一幸って呼びますよ」


「ほら。やっぱり」


「だって高校の友達だし」


「高校?」


「はい。友達です。その日は俺の家で高校の友達とすき焼き食べただけです。二人でいたわけじゃないです」


「でも。金子さんは?彼女とだって仲良しでしょ?」
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