ラブレッスン
一瞬答えにつまってしまう。





『由宇さんが幸せになれるんだったら、本当に俺がいて幸せになれないと言うなら、

…もう干渉しません。
でもっ。もし…』







「プロポーズされて喜ばない人なんていないんじゃないの?」






真っ直ぐに顔なんて見れない。






だけど…ここで揺らいで…まだこんな関係を続ける訳には、いかないの。






相田部長にプロポーズされてもまだ側にいるなんて、出来ない。





ううん。自分の気持ちに気づいてしまった以上側にいられないわ。




「…プロポーズの事は今はまだ誰にも言わないで。新プロジェクトで企画部も…相田部長も大変な時期だから。」






『プロジェクトが成功したら…公表するんですね?』





「それを決めるのは私じゃないわ。

…最後に色々と無理言ってごめんなさいね。」






あなたの好奇心に最後まで付き合ってあげられなくてごめんなさい。






最後に大きなウソをついて…ごめんなさい。







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