ラブレッスン
『遠藤さん、部長の事好きなんですか?』





「べ、別に?何を言うのかと思ったら…」





好き、とかそんな可愛らしい感情なんかじゃないわ。




いち上司として憧れてるだけ。
そうよ。それだけよ……






『部長にメガネかけてない方が良いって言われて、真っ赤になってたのは何故です?』





「嘘でも誉められたら普通は喜ぶでしょう?」





『俺が同じように誉めた時は赤くもならなければ、嬉しそうでもなかったですけど?』





「〜っ!気のせいよ!
それよりそこ避けてくれる?」





柱についてる手を避けようと押したけれど、びくともしない。





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