僕らの青春の問題点。
といっても選挙自体は簡単に進んだ。
最低三十人以上の推薦署名を貰い
公約をたてて選挙に臨む。
会長は他に立候補がいないため
信任投票。
これまでまぁまぁな印象を
つくってきた僕はもちろん受かる。
晴れて僕は生徒会長になった。
「いよいよ生徒会長だね〜!
私も日比野君、サポートするから
頑張ろうね!」
「はい。頑張ります。」
那南先輩がフォローしてくれるなら
何だってやろう。
他の生徒会役員のメンバーも
悪くはない。
ある一点をのぞいて。
「会長。揃いました。」
「会長さん、早く始めよう?
皆いますよ?」
「…始めてください。」
これは幸か不幸か。
「そうだね。始めようか。」
「「「「はい」」」」
男子で生徒会役員をしようと
思う人が少ないのか、
今期の生徒会役員は僕を除く
四人全員が女子なのである。
「これから議会を始めます。
まずはじめに…自己紹介から、
ですか?」
「そうだね〜。
まずはそこからだよね〜!」
那南先輩…流石です。
会長ならば、もっと普通に
話さなければ。
「それでは。
今期生徒会長になった
日比野緋雨です。
この学校をより良くする為、
皆さんの意見を取り入れながら
生徒全員で動いていく様にします。
よろしくお願いします。」
「はい、ぱちぱち〜!」
那南先輩!可愛すぎますよ!
ぱちぱちって何ですか。
幼稚園の先生の真似ですか。
可愛すぎますよ!
「じゃあ次〜は、副会長さん〜!」
「はい。副会長の柚木憂姫です。
学校のために精一杯
仕事をやり遂げます。
また、会長のサポートもします。
よろしくお願いします。」
柚木憂姫…珍しい名前だな。
女の子らしくて少し幼いな。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop