※その恋、ワケありにつき。
第7章:遊園地ダブルデート
莉乃side:いつもと違う
【莉乃side】
いつもより少しオシャレして
髪を巻いて行くと私は待ち合わせの場所に向かった。
オシャレしたのは別に賢人に見せるためじゃない。
潤もいるし、初めて出かけるわけだし
頑張ろうって思っただけだから。
もちろん潤はもう待ち合わせの場所に来ていた。
10分前集合は当たり前の彼だから
きっと少し前に来ていたんだろう。
「おはよっ」
「おはよう」
潤の服装はシンプルで彼らしくて似合っていた。
きっと付き合ってた頃にデートとかしていたら
心の中でキャーキャー言っていたんだろうなぁ。