※その恋、ワケありにつき。
第8章:最後に選ぶのは?

莉乃side:寂しさと悲しみ



【莉乃side】


遊園地ダブルデートを終えて1週間、


私たちは少し距離があるまま過ごした。


「莉乃飯行こうぜ」


「うん、」


ご飯を食べる時とか、帰る時は普通だけど

少し顔が近くなったりすると


「わり……っ」


賢人は顔を逸らした。


あの時は私も……


目をつぶって彼を待っていた。


なんであんな事したのかは分からない。


でも賢人ならいいやって、


そう思ってしまった。


「今日は集合の日だな。

最後の……」


「そうだね」


今日最後の集合して


3日後に私たちは本来付き合っていた

相手のところに行って話し合う。

< 356 / 437 >

この作品をシェア

pagetop