何それ、ずるすぎでしょ?


「我慢してんじゃねぇよ、馬鹿。思いっきり泣いて良いからな。」



そう言いながら私の背中をさすってくれる。



私は、瞬君に甘えて思いっきり泣いた。



「もう、大丈夫。ありがとう」



私は、急いで瞬君から離れる。



……迷惑だったよね?



私が泣いている間ずっと、背中をさすってくれた。



「ごめんね……」



すると、瞬君は、ムスッとして



「ありがとうって言ってくれた方がいい。」



……へっ?そーゆーものなのかな?
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