続・エレベーター
いつも、「視線」を感じていた。


その「目」は、いつもわたしを見ていた。


それをはっきり意識したのはいつからだったか…。


美香が自殺したそのことが、わたしを必要以上に神経質にさせていた。


美香からのメールはあれから来ることは無かった。


もちろん、わたしの送ったメールの返事も無い。


返事が無いことにホッとしながら、そして、逆に返事が無いことが不安でもあった。


「香織、わたしの分まで生きて一」


そう返事が貰えたら、わたしはどんなに救われるだろう?



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