病院嫌い〈2〉
『………彩夏 大丈夫か ? ほらっ 』
そう言って、お姫様抱っこをして、トイレまで連れていってくれた。
……蛇口をひねってしばらく口をゆすぐ。
『……彩夏、もう大丈夫か?』
『……うん……』
『……じゃあ戻ろうか』
足に力を入れて立とうとすると………………
膝下と首に手が回ってきて、抱っこされた。
『……具合が悪いんだから無理はすんなよ』
『……ありがとう』
そう言うと、春樹は微笑む