病院嫌い〈2〉




それから2分くらい吐き気に耐え続け、もう限界……と思ったとき…………









温かい何かにつつまれる









『……………彩夏!! 』








一番聞きたい声が聞こえて安心したのか目からは大粒の涙が零れ落ち……それと同時に春樹に対する申し訳ない…という気持ちが出てくる







『………ウッ グスッ グスッ ヒック』








『……彩夏、ごめんな
俺……彩夏の気持ちわかっているつもりだったのに何もわかってやれなくて………彩夏が苦しんでいるのに何もできなくて………本当にごめん』








『春樹…………私が悪いのに…………なんで……?』









『彩夏は悪くないよ
辛かったら俺に当たっても大丈夫だから
我慢はすんな』









『春樹…ご……めっ…ウッ……』








春樹に謝ろうとしたけど……吐き気が襲う








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