「この顔見るのは“俺”限定」
やっぱりあたしは、みんなみたいに、可愛い女の子にはなれないのかな?



努力なんかしても……無駄なのかな?



これじゃあ、一生……。



汐見廉に“可愛い女の子”って思ってもらえないよ。



「ふ……ぇっ……」



悔し涙が、頬を伝った。



そのとき……。



「あー、いたいた。
“可愛くねー女”はっけーん!」



と、暗がりに、生意気そうな声が響いた。
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