アンドロイドメランコリー

視線

『視線』

何か取り落としたような眼をして
揺らいでる君はいつか
誰か捜すように伸ばした手を諦めて
平伏してしまうんだろう

助けなんて要らないさ
私なんか要らないさ

今にもこぼれ落ちそうな
泣き言が見えてるよ

薄い雲から透けた向こう側
其所を目指して
蹴った土はぬかるんでたんだ

何処を見てる
誰を見てる

僕らを置いて遠ざかってく
空はもうずっと呆れてんだよ
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