俺はお前が嫌いだ【完】




「アンタ、彰利から離れなさいよ……

離れなかったら……痛い目みるよ?」



そう、リーダー格の女が言った。


彰利ってなんだよ!?



ってかお前誰だよ!?



しかも、このいじめのターゲットは




「絶対彰利くんとは離れないもん!」




春海だった。





それから、俺は春海を避けはじめいじめには見てみぬフリだった。



俺と話したら余計にいじめが悪化する。



そんなのは自分を守っていただけ。


俺がターゲットにされないかとか

女の醜さを知っているから色々と想像してしまい

結果避けることとなってしまった。



ホント、バカだったんだそのとき助けられるのは俺しかいない。


春海は俺に助けを求めている。

いつもいじめられてるとき、俺をみて助けてって目でいっている。


なのに、俺は助けなかった。



それが2年間くらい続き、卒業。


そして、中学は別々。


俺は順調にやって、今の高校に受かった。

< 27 / 29 >

この作品をシェア

pagetop