幼なじみ物語*番外編
6.俺と麻里の未来


「麻里」


俺は真剣な顔で麻里を見た。

それまで健と遊んでいた麻里も、俺を見た。


真剣な俺に、少し驚く麻里。


「話、聞いてほしいんだけど」


小さくなりながらも、言った。

麻里は戸惑いながらも『うん』と頷いた。


「麻里が学校やめる前、俺麻里のこと避けてた」


麻里を好きと気付いてから、まともに話せなくなった。

避けるつもりなんかなかったのに、

無意識のうちに避けてた。


「避けるつもりなんて、なかった」




< 95 / 140 >

この作品をシェア

pagetop