駅のホームで会いましょう
『うん。稜、準備OKだって。』

昨日、頼んだばっかなのに。

「それで?」

『今日の放課後、駅前の公園に2人で来てくれる?』

「分かった。ヒロちゃん、ありがとう。」

大好き…なんて言えないけどね。

「栞ちゃん、やっぱり浩くんのこと好きなんだね。」

「な、なんでそういう話になるの!?」

「電話聞いてたら。告白してみたら?」

「無理!だってヒロちゃん、私のこと幼なじみとしか思ってないから。」

「そうかな~?」

でも、私は宣言できる。






ヒロちゃん………私は、誰よりもあなたのことが好きです。
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