パラレル
寂しがりやなくせに、人見知りをしてしまう僕は、大学ではあまり知り合いができなかった。高校のときよりも人との接点が少ないのもあって、人と話す機会が減った。暇潰しに入ったテニスサークルで、数人の友人と、例の酒好きな先輩くらいが、交友範囲だった。
大学で一人でいる孤独を感じたあと、帰ってきてノートを開き、何か新しい文が増えていたときの喜びは、心の支えとでもいいたくなるような、深い安心感を与えてくれた。
この生活が好きになった。
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