パラレル
先輩のことも、不思議な魅力のある、面白い人だと思っていたので、自然に少し距離をとっていた。
好きだから近付かない。いつの間にか出来ていたルールに縛られて、僕は今まで過ごしてきた。それがこのさき変わることはないだろうと、ある種の確信を抱きながら。
しかしそれを破る時が来たのかもしれない。自分のなかで気持ちの変化がおきている事を自覚しながら、前に進む事が出来ぬまま、季節は晩秋に向かっていた。
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