鏡の中

覚醒






ベッドに入って、那を抱きしめてみても震えは止まらなかった。




夢がリアル過ぎたからか、鏡がリアル過ぎたからか



どちらにせよ、志にとっては怖いことこの上ない。







カタカタと小刻みに震え、それをどうする事もできず、ただただ那にしがみついていた。





雀が鳴いてもその震えは止まらなかった。






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