生贄投票
来れば来たで憂鬱なくせに、来なければ来ないで、これまた不安だ。


明里は不安でたまらなくて、ほとんど眠れないまま朝を迎える。


学校に行きたくないなぁ……。そう思ったけど、一人でずっと家で過ごすほうが、精神的に耐えられそうにない。


明里は重い身体を引きずるようにベッドから下りると、パジャマを脱いで着替えを始めた。


なぜ投票画面が来なかったのだろう?


昨夜からずっと考えている疑問がまた浮かぶ。


制服に着替え終わった明里は、スマートホンを手にした。


数人からLineのメッセージが来ている。


明里はすぐにそれをチェックした。
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