生贄投票
「こうなってしまった以上、今更誰のせいってことはないだろ。俺だって二階堂の写真を加工するの手伝ったし」


修太がフォローする。


「タマオ……」


「だいたいさぁ、自殺のきっかけがオマエと高橋だったとしても、二階堂にとっては、俺たち全員が復讐の対象になるのは、当然のことだろうし」


「タマオ……有り難う」


「何だよ。礼とか言わなくていいよ」


「マジで惚れていいか?」


「いや、それは辞退させてくれ」


「チッ、ノリの悪いヤツめ」


涼花は舌打ちした後で、ニヤッと口を歪める。


どこまでが冗談なのか、美奈都には分からなかった。
< 494 / 827 >

この作品をシェア

pagetop