生贄投票
ところがすぐには殺されず、ロープで縛られたまま涼子の遺体の隣に転がされる。


「良いザマだな玉森」


伊藤は修太を見下ろしてニヤニヤしている。


「おい。俺たちを放せ」


「クッ、クッ、クッ、オマエはバカか? 今から死んでもらうのに、放せるわけないだろ」


「やめとけよ。オマエの悪事はもうバレてる。後20分もすれば警察に連絡がはいるようにしてある」


「クッ、クッ、クッ、本当にめでたいヤツだなオマエは」


「何だと?」


「いいか玉森、コンピューターに詳しいオマエなら分かってるだろ」


「何を?」


伊藤が余裕を持っていることに、修太は不安を覚えていた。
< 582 / 827 >

この作品をシェア

pagetop