暴走族と少女
えっ!
夏刃も顔を上げる。

夏「ヒヨ………。」

「夏刃………。」

顔を見合わせる。夏刃の顔はきょとんとしていた。多分、私も同じ表情だろうな。

『プッ、アハハハハハ―』

可笑しい…………過去のこと話して、軽蔑されて離れていかれるって考えてた私達が馬鹿みたい。

夏「ヒヨ。俺等、そうとう馬鹿みたいだな(笑)」

「そうだね。本当、馬鹿みたい(笑)」

皆は何を言っているのか分からないという顔だ。それが、よけい可笑しくて笑ってしまう。

『これからも、よろしくお願いします!』

二人で皆にそう言った。皆は一瞬きょとんとしたが、すぐに頷いてくれた。
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