黒薔薇




「これは、謝っても済まないようなことですか?」


「あたりまえだろっ。
俺にぶつかったんだぞ?」


「……で?
誰にぶつかろうとも、罪の重さは同じです。違いますか?」


「違うな。
おっ、良く見ればお前って、学校一って噂の美少女じゃん。
体で謝ったら、許してやるよ。」


「嫌ですよ。
誰がアンタなんかに「ストップッ!」


あたしの言葉が、遮られる。
遮ったのは、星樹。



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