あなたの優しさが…2
美咲が居なくなって
俺の日常は昔に戻った
仕事に没頭するようになり
風俗店のキャストの接客テストを
俺はまたするようになった
美咲が居ないからではない
空いた時間は全て仕事を入れる
新しい店もオープンさせる
忙しくなるなら……
少しでも気がまぎれるなら構わない
それでも美咲を考えない日はない
美咲の匂いが残るベット
俺は毎日ソファで寝る
ベットで寝たくない
『若、ベットで寝てください』
朝、大東が俺を起こしにくる
美咲が居なくなってから毎日