涙と恋の関係
すると翔平は
バッと後ろを向いて
呟いた。
『ちゃんと捕まってろよ…』
そんな翔平に
あたしはもうメロメロで。
もう一度翔平の腰を
ギューってした。
「出発〜!」
あたしがそう言うと
翔平は原付を
発進させた。
ビュゥゥゥ…──。
ただ2人の間を
通り抜ける風の音が
するだけ。
あたしと翔平は
一言も話さない。
あたしが
何か喋んなきゃ…
と思っていると
沈黙を破ったのは
翔平だった。